【(脱)初心者・MOS受験者必見!】エクセルの開発タブの表示方法と機能を解説!

Excelの部屋

当サイト管理者は「MOS Excel Associate/Expert」の資格を有しています。

 今回は、エクセルのプログラミングを含む「開発」タブ内の機能について解説していきます。他のタブよりも高度な機能となっており、エクセル初心者には少し難しいところもあります。

 MOS(Expert)の受験を考えている方は、「マクロ」が試験範囲に含まれているため概要の把握をおすすめします。

 機能の概要を理解しておくと、今後の学習効率を上げることができますので是非ご一読下さい。

開発タブの表示方法

 「開発」タブは初期設定のエクセルでは表示されていません。「リボンのユーザー設定」から開発タブを追加する必要があります。

開発タブの表示方法

1.「ファイル」タブを選択

2.”オプション”を選択

3.”リボンのユーザー設定”を選択

4.メインタブの「開発」にチェックを入れてOKを選択

5.「開発」タブが表示されます

開発タブの機能

開発タブ
開発タブ

 開発タブは、マクロの記録や編集、VBA(Visual Basic for Applications:マイクロソフトのプログラミング言語)の活用、アドインの管理などができます。

コード

コードの画像
コード

 コードは、VBAエディター(VBE:実際にコードを書くウィンドウ)の起動やマクロの記録、編集を行うことができます。また、すでに作成したマクロを実行することもできます。

コードの機能
Visual Basic

 VBAエディターを起動し、コードの編集ができます。

マクロ

 ワークブック内のマクロを表示、実行、編集、削除ができます。

マクロの記録

 マクロの記録後、実際に行った操作を記録してマクロとして保存します。

マクロのセキュリティ

 マクロの実行に関するセキュリティ設定を管理します。信頼されたマクロのみを実行するように設定できます。

アドイン

アドインの画像
アドイン

 アドインは、エクセルの機能を追加することができます。簡単に言うと、スマホなどでアプリをインストールして使用するように、エクセルに必要なアプリを追加するイメージです。

 アドインには無料のものもありますが、有料のものも多くあります。

アドインの機能
Excelアドイン

 エクセルにインストールされているアドインを管理し、アドインの有効化または無効化、必要な機能を追加・削除できます。

【形式】:.xlamまたは.xla

【作成方法】:エクセル自体の機能やVBA(Visual Basic for Applications)

COMアドイン

 COM(Component Object Model)アドインを管理します。

【形式】:外部のプログラム エクセル以外でも動作できることがある。

【作成方法】:高度なプログラミング言語(C#、C++など)

コントロール

コントロールの画像
コントロール

 コントロールは、ワークシートに「ボタン」や「チェックボックス」などを追加したり、VBE(Visual Basic Editor:コードを記入するウィンドウ)を表示することができます。VBEはエクセルインストールした時点で使用可能です。

コントロールの機能
挿入

 ワークシートに「フォームコントロール」や「ActiveXコントロール」からボタン、チェックボックス、リストボックス、コンボボックスなどを追加します。

 フォームコントロールとActiveXコントロールは似たような機能ですが、使えるコントロールの種類、プロパティ、マクロの登録、コーディングの違いがあります。

 サイト管理者としては、ActiveXコントロールは挿入時に英語表記であること、マクロの登録方法が小難しいと感じるため、フォームコントロールの使用をおすすめします。

フォームコントロールの画像
フォームコントロール
デザインモード

 デザインモードをオンにすることで、コントロールの配置やプロパティの編集を行うことができます。これにより、コントロールの見た目や動作をカスタマイズできます。

プロパティ

 コントロールのプロパティを開き、詳細設定を行うことで、外観や動作を変更することができます。

コードの表示

 VBA(Visual Basic for Applications)コードを表示し編集を行うことができます。

XML

XMLの画像
XML

 XML(Extensible Markup Language)は、データの構造を記述するための基本的な形式です。XMLを使用することで、エクセルと他のシステム間でデータのやり取りができます。

XMLの機能
ソース

 XMLソースペインを表示し、XMLデータのマップを管理します。これにより、XMLデータをスプレッドシートにインポートして表示することができます。

インポート

 インターネットなど外部のXMLファイルからデータをインポートし、ワークシートに表示します。

エクスポート

 エクセルデータを他のシステムで使用するために、ワークシート内のデータをXML形式でエクスポートし保存することができます。

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