エクセルで勤務表を作成しても、出勤人数とシフトの計算で電卓を使用していてはエクセルで作成した意味がありません!
”計算”はエクセルの得意分野であり、「数字」はもちろん「文字データ」にも対応することができます。出勤人数とシフトの計算を自動化することで、計算ミスの防止や勤務表作成の効率化に貢献してくれます。
今回は、勤務表を用いて「出勤人数とシフトを自動でカウントする設定方法」を解説していきます。
【エクセルでつくる勤務表】テンプレートの作り方
万年カレンダーの機能を搭載した「勤務表のテンプレートの作り方」について、初心者の方でもわかるように詳しく解説します。このテンプレートを1つ作成しておくことで、自作ツールをつくる時など、時間効率が向上するためオススメです。
【勤務表をリスト化!】メンバーやシフトをプルダウンリストにする方法
「プルダウンリストの設定方法」の基礎から応用まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。プルダウンリストを活用する事で、入力ミスの防止やタイピングが苦手な方の時間効率をあげる効果があります。また、使用頻度が非常に高い機能のため使いこなせるようになりましょう。
【勤務表作成を効率化!】シフト希望の調整にかかる負担を軽減する方法
勤務表の作成業務を効率化!スタッフのシフト希望を考慮しつつ、出勤メンバーのバランスがとれた勤務表を作成する方法を解説します。実際に運用しているExcelでつくった勤務表ツールの概要や機能も紹介しています。
出勤人数を自動で計算する設定方法
下図を参考に、「出勤人数の計算結果」を表示する表を作成します。
C12セルへ「=COUNTA($B$4:$B$10)-COUNTIF(C4:C10,”休”)」と入力します。
=COUNTA($B$4:$B$10)-COUNTIF(C4:C10,”休”)
- COUNTA($B$4:$B$10):メンバーの合計人数(空白を除いた数を数えています。)
- COUNTIF(C4:C10,”休”):休日のメンバー数(文字列である”休”の数を数えています。)
COUNTIF関数は()内に、(範囲,検索条件)を入力することで、さまざまな数を数える事ができます。検索条件を「文字列」とするときは必ず「”(ダブルクォーテーション)」で文字列を囲むという決まりがあります。
C12セルをコピーしAG12セルまで貼り付けます。
これで、出勤人数が自動で計算されるようになります。
メンバー別シフト形態数を自動で計算する設定方法
下図を参考に、「メンバー別シフト形態の計算結果」を表示する表を作成します。
それぞれのセルへ以下の関数式を入力します。
- AI4セルへ「=IF($B4=””,””,DAY(EOMONTH($C$2,$E$1))-$AJ4)」
- AJ4セルへ「=IF($B4=””,””,COUNTIF($C4:$AG4,”休”))」
- AK4セルへ「=IF($B4=””,””,COUNTIF($C4:$AG4,”準夜”))」
AI4セルからAK4セルの関数式をコピーして、AK10セルまで貼り付けます。
これで、その月のメンバー別シフト形態数が自動で計算されます。
今回の記事が、あなたのエクセルスキル向上に貢献できれば幸いです。
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