さぁ~て、今回のリハめもは・・・
- 正常な肘関節のレントゲンのポイント
- 異常?に見える肘関節のレントゲンの原因とは?
- 損傷は骨だけ?レントゲンから折れ方を考える
の3本です!
ということで、「肘関節のレントゲン読影のポイント」についてメモしていきます。
正常な肘関節のレントゲンのポイント
肘関節のレントゲンは「正面像(AP view)」と「側面像(Lateral view)」があります。今回の注目ポイントは「側面像」です。
「側面像」のポイント
- 「上腕骨の前縁の延長線」と「撓骨の長軸延長線(橈骨とその軸を延長した線)」が上腕骨滑車の中心(または近傍)を通る。

もし、この点が一致しない場合は、関節の脱臼や骨折などの可能性あり!
異常?に見える肘関節のレントゲンの原因とは?
レントゲン撮影は「解剖学的肢位(肘関節:伸展・回外位)」で撮影しますが、骨折した直後や痛みがある場合にこの肢位をとることが難しい事が多々あります。
そんな状況の中、
- なるべく解剖学的肢位(肘関節:伸展・回外位)で撮影しようとする技師さん。
- 技師さんの指示に従って、解剖学的肢位(肘関節:伸展・回外位)をとろうと頑張る患者さん。
その結果、肘関節屈曲位や前腕中間位ないし回内位となることで、レントゲンの写り方が変わる場合があることを考慮しておく必要があります。
損傷は骨だけ?レントゲンから折れ方を考える
肘関節に限ったことではありませんが、骨折部の形状からどんな外力が加わって骨折したのかを想像し、骨以外の損傷(靱帯や関節包などの軟部組織の損傷)を考える事が大切です。
脱臼骨折では骨の他、靱帯や関節包も損傷している可能性があることを考慮する。
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